ヤブジラミ(藪虱) セリ 科 ☆☆
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山野の林縁などに生える二年草。
高さ:30-80cm 花期:6〜7月
藪に生え、刺のある果実が衣類にくっつくのをシラミにたとえた名前。
花弁は5個あり、外側の花びらが大きい。果実にはカギ状に曲がった刺が多い。
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オニルリソウ(鬼瑠璃草)ムラサキ科 ☆
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山地の草地などに生える二年草。
高さ40〜80cm 花期:6〜8月
果実は4分果で、かぎ状の刺が密生し、
衣服などにつきやすい。
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ウマノミツバ (馬の三葉) セリ科 ☆☆☆
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山地のやや湿気のある林縁などに生える多年草。
高さ:30〜70cm 花期:7〜8月
ミツバ似ているが利用価値がなく,せいぜい馬に食わせるくらいのものという。
葉は3全裂して側小葉はさらに2裂(計5裂)してしわがある。
ミツバは3小葉でしわがない。 果実は、刺状の毛がカギ状に曲がる
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ヌスビトハギ(盗人萩) マメ 科 ☆☆☆
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山野の林縁や草地などに生える多年草。
高さ:60〜110cm 花期:7〜9月
豆果には中央に節果と呼ばれる節がある。
表面に短い鉤(かぎ)形の毛があり、動物や人の衣服につきやすい.。
名の由来:果実の形が盗人のしのび足(足の外側で歩く)の足あとに似ることからついた。
また、名の由来にはもう一説あり、この実がいつのまにか服につくからともいわれている。
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キンミズヒキ (金水引) バラ 科 ☆☆☆
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山野に生える多年草。
高さ:40〜80cm 花期: 7〜9月
金色の小さな花のついた穂を,熨斗袋につける金色の水引にみたてた名前。
実にはかぎ状のとげがあり、衣服などについて種が運ばれるので、ヒッツキグサ
と呼ぶ地方もある。
若芽や若葉は食用になる。
生薬名を竜牙草といい、下痢止め、歯ぐきの出血、口内炎によいとされている。
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ハエドクソウ(蠅毒草) ハエドクソウ 科 ☆☆
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山地の林縁などの陰地に生える多年草。
高さ:40〜80cm 花期:7〜8月
全草に有毒物質を含み、ハエの幼虫を殺したり、蠅取り紙に利用したことから
ハエドクソウの名がついた。
萼がかぎ状となって動物に付着して散布される「ひっつき虫」である。
1科1属1種である。
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チカラシバ(力芝) イネ 科 ☆☆☆
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田のあぜ道や堤防などに生える多年草。
高さ:50〜70cm 花期:8〜10月
踏みつけにも強く、容易に引き抜くことができないことから名前がついた。
小穂の黒紫色の長い剛毛にはノコギリ状のギザギザがあり,けものなど
の体に付きやすくなっている。
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チヂミザサ (縮み笹) イネ 科 ウラナミジャノメ ☆☆☆
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山地の湿った林縁など生える多年生草。
高さ:30〜40cm 花期:8〜11月
葉が縮んで波打っているのが特徴。
果実が熟すと粘液を出し、種子はこの粘液によって動物に付着して運ばれる。
仲間には、葉や茎に生えている毛が多いケチヂミザサやコチヂミザサがある。
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ノブキ(野蕗) キク 科 ☆☆☆
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山地の湿った山道や谷川の岸などに生える多年草。
高さ:40〜60cm 花期:8〜10月
果実には粘液を出す濃紫色の粘腺点があり、これで動物に付着させて
種子を散布する。やっかいなひっつき虫の1つである。
葉がフキ(蕗)に似ているのでこの名がある。
薬効:ウルシかぶれ,傷,腫れ物
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イノコズチ(猪子槌) ヒユ 科 ☆☆☆
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林の縁などの日陰を好む多年草。
高さ:50〜80cm 花期:8〜10月
茎節部の膨らみをイノシシの膝頭に見立てた名前。
果実は下向きにつき,とげがあって動物などに付着しやすくなっている。
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ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科 ☆
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山野の日陰で湿ったところに生える多年草。
高さ:60〜80p 花期:8〜9月
茎の先や上部の葉腋から花序を出し白色または淡紅色の小さな花をつける。
花弁は2個で2裂する。
堅果は直径3〜4oの広倒卵形でカギ状に曲がった毛が密生する。
白い毛が密生した果実が露に濡れた様子を水玉に見立てたもの。(ひっつき虫)
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アメリカセンダングサ(栴檀草) キク科 ☆☆☆
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北アメリカ原産の1年草。
高さ:1〜1.5m 花期:9〜10月
湿った荒れ地や道端、水路などに広がっている。
熟した実は、服につきやすい。
在来種のタウコギと似て背が高いので、セイタカタウコギという別名がある。
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