はんの木東散策道

ショウジョウバカマ(猩々袴) ユリ 科
山地の林内や亜高山帯の草原に生える多年草。
 高さ:15〜30 cm  花期:4〜5月
花は淡紅色で猩々(しょうじょう:中国の伝説上の動物)の赤い顔、葉の重なりは袴(はかま)を連想させることが名の由来。花が終わると色は褪せ、花茎は一段と伸びる。葉の先端が地面に触れた所に、新しい芽を出す。
イワナシ(岩梨)     ツツジ科

果実は夏に熟し甘く食べられる。
(6月下旬〜7月上旬)
山地の林縁などに生える常緑の小低木。
 高さ:15cm     花期:4-5月。
果実の味が梨に似ているのでこの名がある。

ツルアジサイ(蔓紫陽花) ユキノシタ科

幹や枝から気根を出して,木や岩を這いのぼる。
(イワガラミに似にる)

山地の林縁などに生える落葉つる性木本。
 長さ:15m以上   花期:6〜7月
気根を出して木や岩を這い上る。装飾花の萼片は3〜4個で花弁状。
よく似たイワガラミとは装飾花で区別できる。ツルアジサイは装飾花の萼片は4個で、イワガラミは1個。若い芽を山菜として利用する。
(場所:はんのき広場東散策道)

イチヤクソウ(一薬草) イチヤクソウ科

明るい林中などに生育する常緑の多年草。
 草丈:15〜20 cm 花期:6〜7月 民間薬とした。
葉の汁は血止めにもきく。血管拡張、リウマチ、打撲、傷、虫さされほか多くの薬効。イチヤクソウの仲間は腐生性(生物の死体または排泄物などから養分を摂取する。)であるものが多く、イチヤクソウもそのような傾向があるといわれている。・・・赤花はベニバナイチヤクソウ。