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ヤブカンゾウ(薮萓草)  ユリ 科 ワスレグサ属
自力では人里から離れることができない”ヤブカンゾウ”
春の若芽や葉、そして花や蕾も山菜として利用される。また根茎は薬用になる。
花は、一日〜3日くらいで終わるものが多い。
「人里植物」の一つ ”ヤブカンゾウ”
人間の生活圏に限って生育することができる植物を「人里植物」と呼んでいる。
道端や田のあぜなど人里に近いところに多い多年草
高さ60〜80cm  花期:6〜8月

有史前に中国から渡来したホンカンゾウの変種とされていて、
食用もしくは薬用として栽培されたされたものが野生化したともいわれている。

人間や災害など特別なことがない限り、他の場所には移動できない。
染色体が3倍体のため結実しないので、根茎から横につるを出して栄養繁殖する。この根は所々が肥厚して豆粒になり、薬用に利用される。
花弁化している雄しべの様子 蕾の花も料理に利用される
八重咲きの花は雄しべが花弁化したもので、その程度は花によって異なる
雄しべの姿がしっかり残っているもの、花弁化した先に葯があるもの、完全に花弁化したものなど様々である。
雌しべもあるもの無いものが見られる。