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ノアザミ(野薊)  キク科      ヒメシジミなどの食草
山野に生える多年草。
  高さ:0.5〜1m  花期:6〜8月

アザミの類は国内には約六十種あるといわれる。
昆虫が花に乗ると筒状花の先から白い花粉がわき出てくる。
花を刺激すると花粉が出てくる。
花(頭状花序)は筒状花のみで、花の色は紫色であるがまれに白色のものもある
花の首がネバネバする。

葉は羽状に中裂し、縁にトゲがある。
茎葉の基部は茎を抱き、花期にも根生葉は残る。
花の首のネバネバは粘着力がある
■名前の由来
古語でアザミの葉のように、ちくちく痛いことを「あざむ」と言っていたことから転訛したもの。
■食・毒・薬
アザミの仲間の多くは食用になる。
ノアザミの若い葉も茹でれば葉のトゲは気にならなくなり、和え物や天ぷら等にできる。
アクもなく癖もないので人気のダキバヒメアザミは、生でもトゲが気にならない。

また、モリアザミの根は、「ヤマゴボウ」言われ漬物などにして利用されている。
また、薬用として、利尿剤、解毒剤や止血剤などに利用される。