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ニガナ(苦菜)   キク 科
ニガナ ハナニガナ
[ハナニガナ]
ニガナの変種シロニガナの舌状花が黄色のものがハナニガナ
舌状花は8〜10個

日本全国に生育する多年生の草本。 
 高さ30〜60cm  花期:5〜7月

本種の舌状花は5〜7個で、ハナニガナは舌状花は8〜10個である。
細長い根生葉はさまざまに切れ込むことがある。
倍数体を含み、無融合生殖により種子がつくられることが知られている。
茎を切ると乳白色の汁が出るので別名はチチグサと呼び、なめると苦いことからニガナの名がついたとされる。
古くから、鼻づまりや健胃薬として利用されるが、成分はよく分かっていない。  

「苦菜」の”菜”は菜っ葉を意味するもので”菜”のつく植物はほとんどこの意味で使われている。
沖縄では「ンジャナ」と呼ばれているそうで、ゴーヤに負けないくらい強いニガナを薬用・食用として利用している。

花弁の先に 切れ込みが入るのがニガナ属の特徴