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ミズキ(水木)  ミズキ 科   (類似:クマノミズキ
ルリシジミの食草
山地に生える落葉高木。
 高さ:15〜20m 花期:5〜6月

樹液が多く,春先に枝を切ると水が滴り落ちるためこの名前がついた。
枝は扇状に広げ、階段状の独特の樹形になる。
枝先の散房花序に小さな白花を密につける。
若い枝は、冬から春先にかけて紅色を帯びことが多い。
冬に赤くなった枝を選んで、餅や飴をつけて正月に繭玉を飾る。
新春の耕作開始に先立ち、小正月にその年の豊作を祈って予祝するもので
蚕の成長と同時に農作物の順調な生育を祈願する意味がある。
材が柔らかいので細工物に利用される。

よく似た木にクマノミズキがある。
ミズキは葉が互生するのに対し、クマノミズキは対生。
クマノミズキの方が約1ヵ月遅れて花が咲く。
小正月にまゆ玉をかざる木がこのミズキである。
花粉を食べる昆虫 新梢が冬から春先にかけて赤くなる
樹皮 冬芽  枝先は赤くなるのが多い 実は熟すと黒くなる