根茎を動物の骨ほねに見立て、「川の中にある骨」という意味の名前。
池沼、小川に見られる水生の多年生草本
花期:6〜8月 花弁に見えるのはがく
根茎は海綿質をしていて、内部は白く、乾燥したものは動物の骨に似ている。
葉には水中葉と水上葉がある。
水中の葉は薄くて細長く、水底にあって水面には出てこない。
(場所:水生植物園、ビオトープの池)
花びらのように見えるのは萼片で、花びらは短くてその内側。
さらにその内側にたくさんの雄しべが螺旋状つき、中央にあるのが柱頭盤である。
地下茎がよく発達し、これを乾燥させたものが漢方として古くから用いられている。
スイレン科の植物には、昼咲き性と夜咲き性がある。
夜咲き性は、日中に花がしぼんでいて眠っているように見えるので、「スイレン」(睡蓮)と名づけられた。 |