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イタドリ(虎杖)  タデ 科 イタドリ属
山野に生える雌雄異株の多年草  雌雄異株
高さ:70〜2m  花期:6〜9月
夏に、白か赤みを帯びた小さな花を多数着けた花序を出す。
雄花はおしべが花弁の間から飛び出すように長く発達しており、雌花はめしべよりも花弁の方が大きい。
茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ている。
三角状の葉を交互につけ、特に若いうちは葉に赤い斑紋が出る。

茎は太く中空で、春に若い茎をつんで、生食や、漬け物にしたりする。
中空の茎を折り取る際に、ポコンと音をたて、食べると酸っぱいので「すかんぽ」などと呼ばれたりする。 
根茎は木質で長く地中をはい、節があって、ところどころに芽を出す。

生薬名, 虎杖根(コジョウコン)
地上部が枯れた頃に根茎を採取し、天日乾燥させたものを虎杖根という。
緩下作用、利尿作用があるとして民間薬に使われる。
若葉を揉んで擦り傷など多少の止血作用があり、痛みも和らぐとされる。
イタドリの名前の由来は「痛取り(いたどり)」の意味で、痛みを取るからとされる。
雄花 雌花
雄花 雌花
紅葉 果実