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ブ ナ  (山毛欅、?、椈)  ブナ科

『ブナ林は緑のダムとも呼ばれる』
ブナの作り出した豊かな土壌が雨水をため込む

白鷹山の山頂付近の幹みきにつくコケに注目 *コケの位置まで雪が積もる。
温帯林の代表的な落葉高木。
 高さ:30m  花期:5月 花は葉と同時に開く。

【子孫を残す戦術】
5〜7年周期で食べきれないほどの種子を生産
して子孫を残す。風が梢を揺り動かしブーンとい
う音をたてることからブンナリノキと呼ばれそれ
がブナノキになったといわれる。


 ブナの樹皮は元来灰白色であり、地衣類やコケが覆って地肌が見えることはほとんどないといわれている。

 ブナの樹皮に地衣類やコケ植物が生育してるのは、樹皮が剥がれ落ちないということや、葉で受けた雨を幹に集めて根元から土の中に蓄える仕組みになってるため、生育に適った環境なのかもしれない。
 ブナの樹幹を伝わって流れ落ちた水は、ブ根元で地中に吸い込まれ、地表を流れる水は少ない。
これはブナ林の土壌は厚く積もった有機物を多量に含む土壌で水分をため込むことができるのである。それは地上部の植物ではなく、のである。
 
フジミドリシジミの食草

ソバグリと呼ばれるソバに似た実

写真の右上は花