山野の草地などに生える多年草。
花茎の高さ：40-60cm　　花期：５～７月
名前はネギよりも葉の緑色が浅いので、浅い葱（古くはネギのことを葱＝
きと呼んだ）といわれたもの。
5・6月には地中にらっきょうに似たりん茎を作り、次々と分かれ5～20球く
らいに増えて薄紫色の花が咲き、葉が枯れて休眠する。
秋に再び芽を出して葉が繁り越冬中に、またすっかり枯れてしまう。
そして、冬から早春にかけて新芽が伸びたものを食用とする。
東北地方では柔らかい新芽と地下部の軟白化したりん茎部分を食用とする
が、関東地方では地上部が40㎝位まで伸びたのを葉ネギとして利用する。
栄養価が高く、強壮食品として知られる。